後編 ポメラ「DM100」とiPad、FlashAirで、“ノートPCレスのワークスタイル”を試すIT記者はポメラでノマドワーカーになれるか(1/5 ページ)

「写真編集が伴うITライター仕事にノートPCは必須! ポメラだけで原稿執筆はキビシイ」――。これがポメラ「DM25」を試用した筆者の結論だ。しかし、これで思考停止してしまうのは悔しい。そこで後編では、Bluetooth接続やFlashAirに対応する最上位モデル「DM100」を使い、改めて“ノートPCレス”での仕事に挑んだ。

» 2013年06月19日 10時00分 公開
[森田秀一,Business Media 誠]
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Photo ポメラの最上位モデル「DM100」。バックライト、Bluetoothなどのハードウェア機能を備え、電子辞書も搭載している

 前回のポメラレビューでは、キングジムが3月に発売した最新モデル「DM25」でノマドワークを試みた。可搬性を重視した折りたたみ形状、インターネット接続に対応しないという“超割り切り設計”がDM25の魅力であり、そして限界でもあるという点をお伝えした。

 このDM25が、IT系ライターを生業とする筆者のワークスタイルに入り込む余地はあるか? と聞かれたら、「ノー」といわざるを得ない。IT系ライター業では、記事の執筆だけでなく、写真の撮影と編集(加工)を要求されることがほとんど。速報性が求められる発表会の取材では、出先で原稿執筆と写真編集を行うケースもままある。つまり、DM25だけではさすがに仕事ができないのだ。

 そんな限界を感じていたおり、ポメラの最上位モデル「DM100」を試す機会を得た。DM25との比較で特に魅力を感じたのが、Bluetooth接続機能と、東芝製の無線LAN内蔵SDカード「FlashAir」に対応している点。この2つのワイヤレス機能を生かせば、ノートPCよりさらに小型・軽量なタブレットで仕事ができるかもしれない──。そんな期待を抱き、実際にDM100を試用してみた。

Photo テキスト入力画面およびメニュー。既存のポメラとほぼ同じと考えていいだろう(画面=左)。画面横の「サイドキー」はDM100ならでは。Bluetooth機能もダイレクトに呼び出せる(画面=右)

Photo バックライトを搭載しながら、バッテリーはDM25と同じく単3電池2本のまま(画面=左)。SDカードを装着してもでっぱらない。後述のFlashAirを付けっぱなしでも、取り回しの問題はない(画面=右)

Photo DM25(右下)とのサイズ比較。収納時の横幅はさすがに段違い(画面=左)。しかし、厚みに関してはそれほど変わらず。むしろDM100のほうが薄いともいえるか(画面=右)

Photo キーボード展開状態の横幅はほぼ同じ(画面=左)。一方で奥行き(高さ)には差がある(画面=右)

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