ScanSnapで大量の名刺を一挙にEightに登録できる「Eight Scan」はどの程度使えるか?(2/3 ページ)

» 2013年07月19日 14時00分 公開
[鈴木啓一,Business Media 誠]

iX500でEight Scanを試す

 まずは準備段階。PCにiX500付属のアプリケーションソフト「ScanSnap Manager」をインストールしてから、iX500をUSBケーブルで接続する。

 さらに、EightのWebサイトからログインし、Eight Scanをダウンロード。インストールする(Eightの無料会員登録が必要)。

EightのWebサイト
Eight Scanのダウンロードページ

 Eight Scanのインストールを終えたら、いよいよScanSnap Managerを起動していくつかの設定を行う。

 ScanSnap Managerの起動画面で詳細メニューが表示されない場合は[詳細]ボタンをクリックすれば表示できる。さらに[アプリケーションの選択]が[クイックメニュー]になっている場合は、画面上部の[クイックメニューを使用する]のチェックボックスを外せばよい。

ScanSnap Managerを起動したところ

 次に[アプリ選択]タブ、[アプリケーションの選択]のプルダウンメニューから[Eight Scan]を選ぶのだが、この操作では筆者の環境では正常に動作しなかった。そこで[追加と削除]ボタンをクリックし、Eight Scanを登録した。あとで区別しやすいように名前は「Eight Scan test」で登録した。

 「アプリケーションの場所」(保存先)は、EightScanがインストールされたフォルダへのパスを含め、正しく実行ファイルを指定する。

ScanSnap Manager アプリケーションの「追加と削除」
ScanSnap Manager アプリケーションの追加

 「アプリケーションの場所」が設定できたら、あらためて[アプリケーションの選択]のプルダウンメニューから、今追加したプログラム名(ここでは「Eight Scan test」)を選択する。

 次に[読み取りモード]タブにて[スーパーファイン][カラー自動判別][両面読み取り]をそれぞれ選択する。[原稿の向きを自動的に回転します]のチェックを入れ、[白紙ページを自動的に削除します]のチェックを外す。

 さらに[オプション]ボタンをクリック。[文字をくっきりします]と[文字列の傾きを自動的に補正します]のみにチェックを入れ、ほかはチェックを外す。

ScanSnap Manager 読み取りモードの設定
ScanSnap Manager 読み取りモード オプションの設定

 [ファイル形式]のタブでは[ファイル形式の選択]で[JPEG(*.jpg)]を選択する。[原稿]のタブでは[サイズ自動検出]を選択する。

 以上でScanSnap Managerの設定を終え、右下の[適用]を押し、設定を保存する。

ScanSnap Manager 「ファイル形式」の設定
ScanSnap Manager 「原稿」の設定

 この状態でScanSnap本体に名刺をセットし、スキャナ本体のスキャン開始ボタンを押すと、読み込みがスタートする。ScanSnap Managerがポップアップし、リアルタイムに読み込みの状況を画面に表示する。

ScanSnap Manager スキャン中の表示

 読み込みがいったん終了すると、Eight Scanのログイン画面が立ち上がってくる。

Eight Scanのログイン画面

 ここで、EightのユーザーID(またはメールアドレス)とパスワードを入力。ログインすると、画面が切り替わり読み込んだ名刺の画像が一覧表示される。

Eight Scanで読み込んだ名刺の一覧画面

 この画面で[サーバに送信]をクリックすると、名刺の画像がEightのサーバに送信される。また、この画面ではEightのスタッフが名刺データの修正を済ませた後、名刺の内容から名刺の相手にメールでEightへの参加リクエストを送るかどうかの選択ができる。

 初期状態では[オン]になっているが、通常は[オフ]にすることをオススメする。右上に[リクエスト全解除]のボタンがあるので、これをクリックして選択を解除する。

 Eightのサーバに名刺の画像データが送られると、スマートフォンアプリやEightのPC向けWebページから確認ができる。ここから先は通常のEightの利用方法となる。

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