「SharePoint」を使って社内報はできるのかやまとぴBlog(2/3 ページ)

» 2013年10月17日 11時00分 公開
[山本恵太,Business Media 誠]
誠ブログ

「SharePoint」が残念な3つの理由

1.HTMLソースを見て驚がく

 「SharePoint」の編集は、ほぼ「Word」を編集している感覚だと思ってもらえればいいと思います。画像を挿入したり、リンクを貼ったりするのはとても簡単です。ところが、問題はそういった編集作業が、後で問題を引き起こします。「どうも編集作業の反応が遅いなあ」と思ってHTMLソースを見ると驚きます。どこまでも続く<div></div>タグの嵐。なぜか文章の途中で何度も指定されているフォントタグ、ソースにだけ存在する亡霊のようなハイパーリンクの残骸。HTMLを少しでも理解できる人が見たら、発狂すること間違いなしです。

2.テーブルタグが不安定

 不安定というか、めちゃくちゃです。簡単にテーブルを挿入できるのは便利でいいと思いますが、すぐ崩れてしまいます。なぜこのセルとこのセルの大きさが違うのか、なぜこのセルを削除しようとすると崩れるのか――、編集ツールを使ってテーブルをいじろうとすると発狂します。最初の頃はセルを追加するときはhogehogeなやり方で、削除するときはpiyopiyoなやり方で……と、崩れない方法を見つけたりもしていたのですが、あまりにも非効率なのでやめました。HTMLを理解できない人でも発狂してしまうこと間違いなしです。

3.ページはリンクしない

 カテゴリ機能がないと言えば、意味が分かるでしょうか。タグ付けもできません。手作業でカテゴリページを作って、手作業でページ内にリンクを貼らないとページ間の移動はできません。更新頻度が少なければ手作業でも問題ないですが、社内報だと毎日のようにページが作られるので、書いているだけで冷や汗が出てきますね。ただし、「SharePoint」にはブログ機能があって、それを使えばカテゴリの問題は解決できます。ついでに読者がコメントを付けられる機能もあります。でも、僕がそれに気付いたのが使い始めて1年近く経ってからだったので、時すでに遅しという状況です。コンテンツの移行機能なんてないので、過去のデータを捨てて移行するか、現状を維持するか。現在は後者を選択しています。

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