プレゼン当日は音読することをオススメします。音読なんて退屈で長続きしそうもない、と思うかもしれませんが、実際にやっている人のほとんどがハマっています。その理由とは?
典型的な夜型人間だった著者。心機一転、朝型生活に挑んだ。試行錯誤のうえ見つけたのは、とっても簡単な早起きメソッド。その日を境に、毎朝6時起き。しかも半年で体重12キロ減、体脂肪率10%減という効果も! 風邪やインフルエンザにもかからず、いいことずくめ。本連載ではシンプルな早起きの方法を紹介するとともに、早起きがきっかけで舞い降りた数々の幸運の事例も紹介する。
この記事は2012年7月19日に発売されたソフトバンククリエイティブの『明日から「朝型人間」になる! リバウンドなし! 人生が好転する早起きメソッド』(美波紀子著、新書)から抜粋、再編集したものです。
前回のプレゼンの後、文章は黙読するだけではダメ。声に出して読み、読み方に自信のない言葉は辞書で確認しておくべきだった、という強い反省と後悔が私の胸を締め付けました。
今度からプレゼンの前には必ず声に出して読みます。と、誰にもともなく誓い、ドクドク鳴る鼓動を聞きながら家に帰る電車の中で恐る恐る電子辞書で「弛緩」の読み方を調べてみたら……。
なーんだ、シカンもチカンも、どちらも正しかったのです。ああ、良かった。あの人たちにバカにされずに済んだ。と思うととても幸せな気持ちになりました。正直に言うと、私には読み方に自信のない言葉がたくさんあります。
例えば、開眼(カイゲン)。私が子どものころ、大人たちがカイガンと読んでいたのを覚えてしまい、口にするとき今もどちらか迷ってしまいます(読み方によって意味が違うので要注意です)。
アトアシで砂をかける、とウシロアシで砂をかける、も私をふと混乱させることわざです。正しくは、アトアシです。大団円(ダイダンエン)を時々ダイエンダンと発音しそうになります。
繰り返しまずが、こうした読み方の不安を解消してくれるのが朝の新聞記者の音読習慣なのです。
音読は、朝の15分を目安にしましょう。無理なら5分でもいいです。新聞でなくてもいいのですが、砕けた語弊で書かれた雑誌や小説では意味がありません。新聞はその日のものでなく、前日、前々日のものでも問題ありません。おすすめの記事は、経済記事、医療記事、法律関係、国際情報などですが、どれか1つと言われたら、数字や統計が多く、音読しにくい経済記事です。スポーツ情報、芸能情報、事件記事などの発音はあまり勉強になりません。
効果の出る音読の仕方は以下の通りです。
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