MFクラウド請求書では、請求書の郵送機能も追加予定だ。本稿の執筆時点(2014年6月)では、請求書をPDF化し、メールで送付する機能が使えた。
請求書画面からメールアイコンをクリックすると、請求書を送付するための文章があらかじめ入力された画面が表示される。あとは請求書の送付先メールアドレスを入力するだけだ。受け取る側はメール本文に書かれたURLをクリックして、PDF化された請求書がダウンロードできる仕組みだ。
アイティメディアを含む筆者の取引先は、「PDFの請求書をメールで送ってくれれば問題ない」という企業が多い。今後はそのような企業も増えてくると思うので、このようなメール送付が数クリックだけで行えるのはありがたい。
なお、作成した請求書PDFをメールに「添付」してくれても便利だと思うのだが、マネーフォワードでは「改ざん防止」などセキュリティ上の理由から、MFクラウド請求書経由で送付するようにしているそうだ。
請求書作成、管理だけでも便利だが、MFクラウド請求書をマネーフォワード For BUSINESSと一緒に使うことで、会計処理がより簡単に行える。
MFクラウド請求書で請求書を作成すると、マネーフォワード For BUSINESS側に「売上が発生して売掛金にした」という取引が作成され、請求金額が登録される。同時に未実現仕訳として、「普通預金が増加して売掛金が減少した」という取引も登録される(源泉徴収が設定された請求書ならば、仕訳にも事業主貸として反映される)。
このように自動的に記帳が行われ、実際に入金が確認できたタイミングで実現仕訳として処理すれば、面倒な会計処理が簡単に完了する。
なお、β版ではボタンがあっても動かない機能が多かった。すぐにでも使いたいと思ったら、アンケート入力画面から「どのように動いてほしいか」を添えてアピールできる。
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