自分とタイプの違う人間がいる、というのは当たり前のことですが、相手が上司となると話は別。無理して相手に従っていると、自分が受けるストレスも大きくなってしまいます。では、どうすればよいのでしょうか。
コミュニケーションで、相手を変えるのは至難の業。変えられないところはそのまま受け入れ、その上で上司が受け入れやすい言動をこころがけるなど、自分の行動を検討するのが現実的でしょう。
感情派上司: やっと企画会議が終わったよ。心配していたけど、上のウケが良かったから何とかイベントを始められそうだ。
誠(協調派): やったじゃないですか! そういえば、昨日も夜遅くまで会社に残ってましたよね。
感情派上司: そうなんだよなー、苦労が報われた感じがするよ。
誠(協調派): この調子なら、イベントの詳細も今週中にはパパッと詰められる感じですよね?
感情派上司: だな。そうなるように頑張っていこう。
感情派上司にはノリや勢い、そして“おだて”も時には有効です。このタイプは期限に対してルーズ気味で、風呂敷だけ広げて、すぐに次の興味に移ることもしばしば。誠くんは、そうした状況を避けるために、さりげなく仕事の期限について触れています。
このように相手に合わせたコミュニケーションを取ることで、スムーズに物事が進む場面は意外と多いもの。出社時のあいさつも次のようなことに気をつけると、好感を持たれるかもしれません。
タイプ別、出社時のあいさつ | ||
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タイプ | 行動 | 備考 |
感情派 | 「笑顔であいさつ」+「雑談」 | こちらから話題を提供する |
協調派 | 自分が忙しくても雑談を断れない場合があるので短めに | |
行動派 | あいさつのみ | 要件がある場合も必要最低限 |
思考派 | 相手が興味があること以外の話題はなるべく振らない | |
人事は自分で決められるものではないため、どんな上司の下につくかは分かりません。上司とうまくいかなかった場合でも、別に100点を目指す必要はありません。そして、どんなタイプともある程度うまくやっていくためには、ソーシャルスタイルが有用なツールとなります。次ページでは、参考までにタイプ別の上司が持つ特徴と上手く付き合うコツをまとめています。上司との関係に悩んでいるなら、参考にしてみてはいかがでしょう。
Q:上司がめんどくさいです。うまくやっていくコツはありますか?
A:自分とコミュニケーションタイプが違う人は、みんなめんどうくさいものです。それを踏まえて、相手を変えよう努力するのではなく、自分やりかたを変えて対応しましょう
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