スキャナーの第3勢力「オーバーヘッド型」3機種を徹底比較――スキャン手順編Biz.Hacks(2/2 ページ)

» 2014年07月28日 13時00分 公開
[山口真弘,Business Media 誠]
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データの保存

 「デスクショット」は撮影完了後、カラーモードと明るさ・コントラスト、台形補正、トリミング、90度単位の回転を行うための画面が表示されたのち、設定画面で指定したフォルダにデータが保存される。保存形式はPDFとJPGのほか、PNGも指定できる。解像度は固定となっており変更はできない。

デスクショット
デスクショット 「デスクショット」は、撮影後にカラーモードや明るさ・コントラストなどを調整する方式。なお、台形補正は通常は自動で行われ、うまく認識できない場合のみ手動となる

 「SnapLite」は、90度単位での回転、台形補正およびトリミングを行うための画面が表示されたのち、カメラロールに保存される。保存形式はJPGのみ。こちらも解像度の調整はできない。

SnapLite
SnapLite 「SnapLite」は、色味の補正は自動で行われる。台形補正はうまく認識できない場合のみ手動、90度単位での回転は手動での操作となる

 「ScanSnap SV600」は、トリミング、台形補正、90度単位での回転を行うための画面が表示されたのち、指定した場所にデータが保存される。このほか、見開きの本を取り込む場合は指先を消すポイントレタッチなどの補正機能も利用できる。保存形式はPDFとJPG。解像度(カラーで最大600dpi)およびJPGの圧縮率を任意に指定できる。

SV600
SV600 「ScanSnap SV600」は、スキャン後にトリミング、台形補正、90度単位での回転を行うための画面が表示される。これ以外にも、カラーモードや解像度、裏写り防止など細かい設定をスキャン前に行える

 次回は、実際に原稿をスキャンして得られたデータの画質を徹底比較する。

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