オフィス機器のデザインを統一、富士ゼロックスが複合機から導入へ
富士ゼロックスと米・ゼロックスは、共同で開発した新世代プロダクトデザインを、デジタル複合機の新シリーズ「ApeosPort-IV」「DocuCentre-IV」から順次導入する。
富士ゼロックスと米・ゼロックスは、2008年に導入したコーポレート・アイデンティティ(CI)に基づき、共同で開発した新世代プロダクトデザインを、8月28日に発売するデジタル複合機の新シリーズ「ApeosPort-IV」「DocuCentre-IV」から順次導入すると発表した。
新世代プロダクトデザインは、デジタル複合機、オフィスプリンタ、大型のプロダクション機、さらに各種のアプリケーションソフトの操作画面まで、すべてのプロダクトラインアップに共通するデザイン。デザインの主要コンセプトは以下の4点。
操作領域を強調した「3Dボックス」デザイン
コピー機能の選択、FAX機能の選択といったパネル操作や、出力した文書の取り出しなど、ユーザーが日常的に機械に触れる領域にブルーを配色を施し、操作の導線を示した。これが立体的なハコに見えることから「3Dボックス」デザインと命名し、富士ゼロックス、米ゼロックス共通の“アイコン”として、今後順次各種の機器に採用していく。
操作領域以外はシンプルなデザイン
ブランドの象徴となる「3Dボックス」だけが浮き立つように、これ以外の用紙トレイやホチキスなどの後処理機、オプション類は、一般的なオフィスの壁やキャビネットとなじむ白い配色とシンプルな形状に仕上げた。
“ITフレンドリー”なUI画面(ソフトとも共有)
機能連携を示す場合の文書やフォルダなどの絵文字を大型化したり、従来文字表記だったものにも絵文字を取り入れた。また、エラーへの対処方法も機械の絵をリアルにして解りやすさを追求。画面全体が赤くなるなど色使いや表現を統一した。
新コーポレート・ブランドのイメージを取り入れたデザイン表現
富士ゼロックス/米国ゼロックスでは、2008年に設定した新たなCIのブランド表現として、新しいロゴ、コネクティングシンボル、コネクター(ブランドグラフィック要素)などを導入。機器の外観デザインに取り入れ、ブランドの世界観を構築した。
富士ゼロックスはデザインについて「ブランドおよび商品が市場だけでなく、ユーザーのオフィス環境で埋没することのないよう、個性的で訴求力あるデザイン要素を採用した、ゼロックスブランドのスピリットを表現したもの」とコメントしている。
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