調査リポート
年収1000万以上でもリストラに不安 95%が自分の市場価値を意識
ビズリーチは、年収1000万円以上の求人情報を提供する有料求人サイト「ビズリーチ」会員に仕事観や転職観についてアンケートを実施した。
ビズリーチは、仕事観や転職観についてのアンケートを1月7日〜1月14日まで実施した。回答者は、年収1000万円以上の求人情報を提供する有料求人サイト「ビズリーチ」会員の911人(男性:861人、女性:50人)。平均年齢は44.8歳、平均年収は1228万円。
会社の業績不振によるリストラについて聞いたところ、74%が仕方ないと回答。また、57%の人がリストラに対する不安を持ちながら仕事をしていることが分かった。
ビズリーチは、「大規模な希望退職をはじめ、不況による相次ぐリストラや早期退職勧告の実施を受け、エグゼクティブクラスのビジネスパーソン多くは、リストラに対して不安を持ちながら仕事をしている」と分析している。
日本の終身雇用制度について、63%が「よいこと」と回答しているが、81%の人が「終身雇用は、市場経済のグローバル化に適していない」と認識している。
95%の人が自分の市場価値を意識しながら仕事をしていると回答。また85%が「年に1度以上自分の市場価値を確かめるべき」と考えており、「常時」確かめるべきと答えた人も39%いた。さらに、94%の人が市場価値を確かめる手段として、ヘッドハンターへの相談は有効と考えていることが分かった。
関連記事
- gooランキング:ゲームみたいにうまくいかない? 「転職をしたくない理由」ランキング1位は……
「転職を考えたことは1度もない」という人は少ないと思いますが、実際に行動に移す人は一部に過ぎません。あなたが転職をしない、したくない理由は何ですか? - アラフォー起業家の“継続拡大”人脈術:転職、リストラで手に入れたものは?
終身雇用制が崩れかけている現在、転職は日常茶飯事になっている印象を受ける。筆者自身がリストラされた経験から、リストラやそれに続く転職の過程で見えてきたメリットをご紹介しよう。 - 藤沢烈の3秒で読めるブックレビュー:『自由からの逃走』――企業社会で自由であり続けるには
ビジネスに効く1冊の本質を、3秒で理解できるようにチャートでご紹介する書評連載「3秒で読めるブックレビュー」。第3回はユダヤ人心理学者エーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』を取り上げます。 - 働く女性「仕事に不満」が9割、3割は今年中の転職を希望
トレンダーズの「転職に関する意識調査」によると、働く女性の3人に1人が「2010年中に転職したい」と答え、7割が「自分の年収は適正価格よりも低い」と感じている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.