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富士通、ATOKとも併用できる学習型日本語入力補助ソフトを発売
富士通は学習型の日本語入力補助ソフト「Simplewrite」を発売した。再利用性の高い文章を表示候補として表示する学習機能が付いており、Microsoft IMEやATOK、Japanistなど既存の日本語入力システムとも併用が可能だ。
富士通は9月20日、PC向け日本語入力補助ソフト「Simplewrite」を発売した。価格は5000円で、複数人で利用する場合は1ライセンス4750円から。対応OSはWindows XP Professional(SP3)/Vista Business(SP2)/7 Professional。いずれも32ビット版。
Simplewriteは、入力文字を記録、解析する学習型の日本語入力補助ソフト。再利用性の高い文章を表示候補として表示する仕組みで、ある文章を入力した場合、次はその最初の2文字を入力するだけで文章全体を候補に表示する。半角文字を含んだ文章や複数行にわたる文章にも対応。可変項目を含む定型文章も事前に登録しておくことで、よりスムーズな入力が実現する。
マイクロソフトの「Microsoft IME」やジャストシステムの「ATOK」、富士通の「Japanist」といった既存の日本語入力システムとも併用が可能。普段使用している文字変換ソフトの操作性はそのままに、精度をさらに高めたいユーザーにお薦めとしている。
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