Evernoteからのデータ編集もOK―――名刺管理アプリ「Cardful」を活用する:スマホで始める名刺管理(2/2 ページ)
2013年4月26日にリリースした名刺管理アプリ「Cardful」。Evernoteと双方向で編集が行えるのが最大の特長のこのアプリを早速使ってみた。
今までEvernoteに入れていた名刺情報ももってこれる
そして筆者が個人的に便利だと感じたのが、既にEvernote上に保存された名刺の画像をCardfulに取り込める点。あらかじめ名刺管理に使用するノートブックを指定し、そのノートブックに名刺の画像を保存する。それだけで、複数枚の名刺に連続でOCRをかけてデータを生成してくれる。
これなら、今までEvernote上に名刺の画像を保存していた人もスムーズに名刺のデータ化が行える。また、スキャナで名刺をまとめて取り込み、Evernote上にデータをアップロードするのもオススメ。ちなみに、連続で自動読み取りをした場合の時間の目安は300枚で約1時間(Wi-Fi接続時)となっている。
もう1つ便利なのが、メモ部分にカレンダーからの情報をエクスポートできる点だ。いつ会った人なのかを予定から参照できるこの仕様は、ほかのアプリにありそうでない。
唯一残念な点を挙げるならば、地図を立ち上げた際にiOSの標準マップしか使えないことかもしれない。ただしこれは住所をコピー&ペーストしてほかのマップアプリを使うことで対処できるので、さほど大きな問題ではない。
無料版では名刺の読み込み枚数に制限があり、初月30枚、2カ月目以降はひと月10枚まで。アップグレードすると上限なく利用できる。アップグレード価格は通常1200円と高額だが、2013年6月30日までは170円のキャンペーン価格で提供している。
これまでEvernoteを上手く使いこなせていないと感じていたユーザーも、名刺管理ツールとして活用してみてはどうだろうか?
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