いつどこで会ったかも記録できる「Evernote Hello」を活用しよう:スマホで始める名刺管理(2/2 ページ)
名刺を交換した際に覚えておきたいのは顔と名前。そして、あとから思い出すには交換したシチュエーションも覚えておきたい。そんな“出会い”を分かりやすく記録できるのが「Evernote Hello」の魅力だ。
タップするだけで、プロフィール情報を交換できる
「Hello Connect」は、近くにいるユーザー同士で本アプリを起動して「Hello Connectを使用」をタップするだけで、プロフィール情報を交換し合える独自機能である。電子音を使うか4桁の番号を手動で入力して、複数のHelloユーザーと素早く繋がれる。交流会などたくさんの人が一度に介する場所で利用するのに使いたい機能だ。
このアプリが面白いのは、登録日時と場所を保存できることだ。また、名刺にメモをひも付けておけるうえに、初回だけでなく、2度目、3度目とその人に会ったことも記録可能だ。さらに、同じ場所で複数名の情報を登録した場合、「関連する人々」として別の人も表示される。
Evernoteからの編集はできない
「Evernote Hello」はEvernoteとの連係が可能だと最初に述べたが、日ごろEvernoteを愛用しているユーザーにとって、この点は非常に魅力的だといえる。
ただしEvernoteに格納したデータは編集ができない。例えばあとから出会いの記録をPCのEvernote上から入力しようと思ってもできないのが悔やまれる。今後のアップデートに期待しよう。
データを意識せずクラウド上にバックアップできるのはもちろん、検索性も高く、情報にアクセスする際のデバイスも選ばないのが強み。ただし、住所情報の管理機能は低い(※画像では確認できるがOCRはない)ので営業職の人には向かないかもしれない。電話とメールアドレスを効率よく管理したいビジネスパーソンは一度試してみる価値のあるアプリといえるだろう。
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