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クラウド会計ソフト「freee」、確定申告時の不動産所得用決算書に対応
freeeは確定申告シーズンに備え、貸家などを営む個人事業主から要望があったという不動産所得用の決算書作成に対応したと発表した。
クラウド型会計ソフトを提供するfreeeは1月9日、青色申告・白色申告時の不動産所得用決算書作成に対応したと発表した。以前から要望があった機能だといい、貸家などを営む個人事業主はfreeeを使ってより簡単に決算書を作成できるようになった。
freeeは、「経営者が創造的な活動にフォーカスできること」に注力して開発されたクラウド型の会計ソフト。分かりやすく使いやすいユーザーインタフェースで、個人事業主や中小企業向けに提供している。freeeを使えば、簿記の知識がなくても銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、記帳を作成できる。
利用料金は、個人事業主向けに青色申告決算書の作成に対応した月額980円プラン、会社法に準拠した決算書を作成できる月額1980円の法人プランのほか、すべての基本機能を試すことができ、3カ月間データを保持する無料プランも用意している。Webサイトでの申し込みに加えて、別途Amazon.co.jpでのパッケージ販売も行っている。
今回は確定申告が本格化するシーズンに備えての対応となり、今後もさらなる機能強化を検討しているという。
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