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クラウド会計ソフト「freee」、ネット確定申告e-Taxに対応
全自動クラウド型会計ソフトの「freee」が、e-Tax(国税電子申告・納税システム)に対応した。freeeを使って青色申告・白色申告決算書(一般用)をオンライン上で申告できる。
クラウド型会計ソフトを提供するfreeeは1月16日、e-Tax(国税電子申告・納税システム)を利用した確定申告に対応したと発表した。現在はβ版だが、2014年1月末までに正式版に移行する予定。
freeeは、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込むことで、容易に記帳を作成できる会計ソフト。簿記の知識がなくても使えるシンプルさ、分かりやすいユーザーインタフェースが特徴だ。これまで会計業務に多くの時間を割いていた個人事業主や中小企業経営者はfreeeを使うことで作業を短縮でき、より創造的な業務に集中できるようになる。
今回の機能追加により、freeeを使ってe-Taxソフトに取り込む「.xtxファイル形式の決算書」を出力できるようになった。
なおfreeeの利用料金は、青色申告決算書の作成に対応した個人事業主向けプランが月額980円、会社法に準拠した決算書を作成できる法人向けプランが月額1980円。すべての基本機能を試すことができ、3カ月間データを保持する無料プランも用意している。Webサイトでの申し込みに加えて、別途Amazon.co.jpでのパッケージ販売も行っている。
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