MVNOによる携帯事業参入も視野に──サイバード

» 2005年07月20日 19時56分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 一部メディアが報じたサイバードのMVNOによる携帯電話事業への参入構想について、サイバードがコメントした。

 携帯電話事業への参入は、同社が今後の3年で基盤固めを進める携帯Eコマースや広告事業の延長線上にある構想だという。

 同社は2005年4月から2008年3月までの3年間でEコマースや広告事業などの新規事業を立ち上げ、モバイルコンテンツプロバイダ以外の事業を強化する「3カ年計画」を打ち出している。ビットワレットと電子マネー「Edy」ユーザーの会員化や新規事業の推進で提携する一方(5月25日の記事参照)、リクルートや(6月1日の記事参照)富士急ハイランド(6月9日の記事参照)、通販事業を手掛けるJIMOSなどとも提携。携帯電話を活かしたモバイルマーケティングや会員向け携帯サービス、Eコマースに本腰を入れる。会員化で集めたユーザー向けに顧客属性に基づいた物販サービスを提供するなど、相互のサービスを連携させた形での事業展開を計画している。

 MVNOによる携帯電話事業への参入は、「3カ年計画の上にあるものではなく、将来の構想として視野に入れているもの」(サイバード)だといい、具体的な時期やサービス内容についてはまだ何も決まっていないとしている。

 MVNOによる携帯電話事業についてはニフティやトーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ、ソニーコミュニケーションネットワークも参入を検討している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.