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» 2005年11月17日 20時20分 公開

当社のゲームユーザーは、半分以上が女性、30%以上が40代以上――ジー・モード

コンテンツがヒットするために必要なものとは何か? 携帯広告について考えるイベント「モバイルアドフォーラム2006」で出てきたこの問いに対し「スキマ時間を狙い、キャラクター化を進めること」と、ジー・モードは自社の例を挙げた。

[吉岡綾乃,ITmedia]

 11月16日、ディーツーコミュニケーションズ、mediba、ジャパン・モバイル・コミュニケーションズの3社は共同でモバイル広告の現状や課題について探るイベント「モバイルアドフォーラム2006」を開催した。

 「モバイル広告・マーケティングが生み出す新しい価値 〜モバイルエンタテインメントの重要性〜」と題したパネルディスカッションには、アメリカンファミリー生命保険会社(アフラック)広告宣伝部の杉本一徳氏、日経エンタテイメント!発行人の畠田英雄氏とともにジー・モード副社長の石原義彦氏が登場。同社のゲームコンテンツに対するスタンスを説明し、場内を驚かせた。

キーワードは「スキマ時間」と「キャラクター化」

 携帯向けの広告コンテンツが成功するために必要な要素は何か? この問いに答えるキーワードとして挙がったのが「スキマ時間」と「キャラクター化」だ。

 スキマ時間の好例として挙げられていたのが、ジー・モードが「ドミノピザ」のモバイル向けキャンペーン用に配布しているミニゲーム。ピザを注文してから届くまでのあいだという“スキマ時間”を狙ったもので、ゲームをクリアするとクーポン券がもらえるという仕組みだ。ユーザーが自らゲームをダウンロード/プレイするという能動性、クリアしたという達成感も手伝って、通常の紙クーポンに比べ、利用率は5倍以上高いという。

 これは広告だけでなく、携帯コンテンツ全般に応用できることだ、と石原氏は話す。「だれでも1日は24時間。そのうち6時間くらい寝ているとして、残り18時間しかないのは誰しも同じです。会社から帰ってきて、自分の自由になる時間は一日2時間くらいしかない。でもその時間は、テレビを見ていたり、家族サービスをしていたり、(ジー・モードとしては)強敵がたくさんいる。だからそこは狙わずに、誰でも1日1回くらいはあるスキマ時間を狙うのです。1回何時間もかかるようなRPGなどを提供している事業者さんもいるが、我々はそこは狙わない。900万人いるゲーマー層を捨てて、そのほかの8000万人がターゲット」(石原氏)

 同社ではゲームを開発する際に「10分以内で終わるように作り込むこと。そして、テキストを読まなくてもプレイできるようにすること」の2つのスタンスを重視していると説明。その結果「ジー・モードのゲームサイト会員は、半数以上が女性で、30%以上が40代以上」(石原氏)とコメントし、周りを驚かせた。携帯向けコンテンツのユーザーは若年層が中心、最近は女性も増えてつつあるとはいえ、ゲームは男性が中心、というのが“常識”だからだ。

 また「多い人は1時間に20回くらい携帯を開け閉めしている。つまり、携帯向けコンテンツは、ロングステイさせるのは難しいということ。短い開け閉めをいかにたくさんさせるか、そして、その短い中でも満足度の高いコンテンツをどうやって提供するかが大切」(石原氏)と話した。

かわいくて親しみやすいものでブランディング

 もう1つのキーワードが「キャラクター化」だ。畠田氏は、のまネコ、レイザーラモンHG、小泉純一郎首相などの例を挙げて「2005年は、キャラクター化したもの、“キャラが立ってる”ものが元気な1年だった」と話した。

 今年から携帯向け広告を開始したアフラックでは、アヒルの鳴き声を着メロとして提供したり、会社のロゴにアヒルの絵柄を組み込むなど、アヒルのキャラクターをマーケティングに積極的に利用している。

 「保険というのは他社との差別化が非常に難しい商品で、興味がない人の場合、話を聞いてもらうことすら非常に難しい。しかしかわいいもの、親しみやすいものをキャラクターとして使うことで、とても話がしやすくなる」と杉本氏。「ブランドビジネス化の重要性を感じている。アヒルを使って、早いうちにブランドを築きたい」と話した。

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