NTTドコモは2月8日、ビル内や地下などをFOMAのエリア化するためのアンテナ分配システムを開発したと発表した。従来に比べ、接続できるアンテナ数を8倍以上に高め、屋内エリア化を容易にする。
屋内のエリア化には、通常基地局に隣接しているアンテナを複数に分配し、光ファイバーなどを通じて屋内の各部屋に張り出させる必要がある。これまでは張り出せる数が少なかったため、大規模マンションなどでは複数の設備が必要になっていた。今回アンテナごとに必要な子局のサイズが小さくなり、接続に必要な光ファイバー本数も2本から1本に減ることで、施工が容易になるという。
ドコモは、今回の新システムも活用し、FOMAの屋内エリア化を積極的に進めていく。2005年9月時点で4500だったエリアを、2006年3月までに約6000カ所に増やす予定だ。
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