5月10日から13日まで、ソウル市で国際情報通信および移動通信の展示会、「EXPO COMM KOREA 2006」が開催された。1996年から開かれている歴史ある展示会とあり、韓Samsungや韓LGといったおなじみのメンバーだけでなく、韓SK Telecomや韓KTなどの通信事業者も出展し、自社の技術を披露した。
一時は1日最高4000台以上という販売数を誇ったヒット商品「チョコレートフォン」(2005年11月30日の記事参照)。その熱も覚めやらぬうちに、LG電子は2代目チョコレートフォン「KV6000」をお披露目した。
フラットなキーを採用し、オールブラックのボディに赤い文字が浮かび上がるデザインは初代チョコレートフォンのデザインを受け継いでいるが、キーやカメラ周辺は金もしくは銀で縁取られており、より高級感が増している。
機能的には初代チョコレートフォンと大きな差はなく、MP3専用チップと512Mバイトのメモリを内蔵するなど、人気の音楽機能に重点を置いた。
HSDPAの商用サービス開始を目前に控え、対応携帯「KH1000」も発表されている。「デュオスライド」と呼ばれるKH1000は、縦/横の両方向に画面がスライドする。縦にスライドすると通話が、横にスライドするとマルチメディア機能が利用できる仕組みになっている。
もちろんHSDPAの高速ネットワークを利用してテレビ電話も可能だ。マルチタスク対応で、テレビ電話中にSMSの受信やファイルダウンロードなどもできる。
韓LG Telecomでは5月に入り、安価な通話サービス「気分ZONE」を開始した(5月。これは気分ZONEと呼ばれる特定の場所で同サービス対応の携帯電話を利用すれば、固定電話と同等もしくはそれより安く通話できるというサービス。気分ZONEとは、Bluetoothに対応した「気分ZONEお知らせ機」を中心とした半径30メートルの範囲内のことで、この「お知らせ機」はユーザーが自分で設置できる。また気分ゾーンの範囲はユーザーが30メートル以内で自由に指定できる。
この気分ゾーンに対応した携帯電話が韓LGの「LF1200」だ。LF1200は大きさが48×98×15.95ミリというスリムな携帯で、Bluetoothの普及が見込まれる韓国市場に、新たなサービスとともに投入されることになる
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