インフォプラントは6月20日、携帯電話での音楽コンテンツ利用実態と、今後のニーズに関する調査結果を公開した。調査は6月6日、7日の2日。ボーダフォンの携帯電話を利用する、小学生を除く12歳から49歳のインターネットユーザーを対象に実施。有効回答数は400。
同調査によると「携帯端末で音楽を聞く」と回答したのは、10代で4割半ば、20代で3割、30代で2割弱、40代で1割半ば。全体で3割弱という結果になった。携帯電話で再生する音楽の音質満足度について、まあまあを合わせると「満足派」が6割弱を占め、とくに20代は7割弱と高い支持を得ている。なお「本体の操作性」も5割弱が満足する結果となった。
ただし「電池の持ち」や「本体のメモリー容量」についての問いでは、「不満」「やや不満」を合わせて5割半ばという結果が出ている。このことから携帯電話1つを通話、コミュニケーションツール、音楽再生ツールとしてなどしてまかなうユーザー層にとって、機能はおおむね満足しているが、それだけ酷使するために実利用時に判明する電池の持ちなどへの不満も同時に生じていることが分かる。
「音楽ケータイと言えば」という問いで最初に思い浮かぶキャリアは、今回ボーダフォンユーザーを対象にした調査にも関わらず、年代を問わずauが7割を占めた。対してボーダフォンは1割強であった。
また、ボーダフォンを買収したソフトバンクが、iPod機能を搭載する携帯電話を発売する(2006年5月18日の記事参照)──という報道(ソフトバンクはこれを否定している)があったことは、ほぼ半数が認知している。「ボーダフォン(ソフトバンクモバイル)がiPod機能を搭載する携帯電話を発売した場合、携帯電話を使って音楽を聞く意欲はどう変わるか?」という問いには、10代/20代は6割強が「強くなると思う」「やや強くなると思う」と答えている。ちなみに30代は5割強、40代は4割半ばと低めだったが、全体の6割弱が意欲が強まると答えていることも興味深い。
「音楽再生機能の有無は携帯端末購入のポイントになるか」という問いは、10代は6割強、20代・30代で5割弱、40代で4割、全体で5割弱が「ポイントになる」と答えている。
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