NTTドコモが7月31日から法人向けに販売を開始するHTC製端末「hTc Z(エイチティシー ズィー)」は、3G携帯としては日本で初めて、OSにWindows Mobile 5.0を搭載した端末だ。どのような端末なのか、発表会会場でチェックした。
→ドコモの「hTc Z」にそっくり──台湾でHTC製Windows Mobile端末を見てきた
hTc Zはドコモではなく、HTCブランドで販売される。「台湾のHTC(High Tech Computer)は、Windows Mobileを搭載したデバイスではたくさんの実績があるメーカー。Windows Mobile端末の導入を検討している企業へのネームバリューがあるので、それに乗った形」(NTTドコモ広報部)
法人向けということもあって価格は明らかにされていないが、端末100台とサーバをセットにして、1500万円程度になりそうだ。販売やサポートの窓口はドコモの法人営業部が担うが、実質的なサポートはHTCの日本法人、HTC Nipponが行う。HTC Nipponの拠点は東京と郡山。営業とマーケティングを東京で、サポート業務を郡山で行う。
Windows Mobileのバージョンは、MSFP(Messaging and Security Feature Pack)(6月6日の記事参照)に対応した最新版のWindows Mobile 5.0 Pocket PC Phone Editionだ(3月20日の記事参照)。
MSFP対応ということで、セキュリティ機能やデバイス管理機能が強化されているほか、「Exchange Server 2003 SP2」との組み合わせで、PC用メールをプッシュでダイレクト受信できる点が大きな特徴となっている。ただし、hTc Zはパケット定額プランには対応していない。
項目 | 対応 |
---|---|
サイズ | 約112.5×58×22ミリ |
重さ | 約176グラム |
連続待ち受け時間 | W-CDMA使用時:約180〜250時間/GSM使用時:約200時間 |
連続通話時間 | W-CDMA使用時:約120〜240分/GSM使用時:約240〜300分 |
通信方式 | 3G(W-CDMA)、GSM/GPRS/ワイヤレスLAN(IEEE802.11b/g) |
ディスプレイ | 6万5536色表示、約2.8インチのTFT透反射型液晶(QVGA) |
外部接続 | IrDA、microSDスロット、Bluetooth Ver.2.0(HSP/HFP/OPP/DUNなどのプロファイルに対応)、mini USBコネクタ(USB 2.0) |
カメラ | アウトカメラ:200万画素CMOS、インカメラ:10万画素CMOSカメラ |
メモリ | フラッシュメモリ: 128Mバイト、ワークエリア: SDRAM 64Mバイト |
入力機能 | スライド式QWERTYキーボード、タッチパネル、ジョグホイール |
OS | Microsoft Windows Mobile 5.0 software for Pocket PC Phone Edition 日本語版(MSFP対応) |
おもな搭載アプリ | Pocket Outlook、Internet Explorer Mobile、Office Mobile、Windows Media Player 10 Mobile、PDF Viewer |
おもな付属品 | ACアダプタ、USB接続ケーブル、電池パック、USBステレオイヤホンマイク、キャリングケース |
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