ドコモの「hTc Z」にそっくり──台湾でHTC製Windows Mobile端末を見てきたTaipei Telecom 2006

» 2006年07月18日 20時12分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 「Dopod CHT9000」は、台湾High Tech Computer(HTC)製のWindows Mobile 5.0を採用したスマートフォンだ。W-CDMAに対応したWindows Mobile 5.0端末はT-Mobileの「MDA IV」やVodafoneの「VPA IV」に次ぐ2機種め。2006年3月に開催されたCeBIT 2006でも、T-MobileがW-CDMA対応の「MDA VarioII」を参考展示していたが、Dopod CHT9000は発信キー周りのキーレイアウトなどが若干異なる。NTTドコモが7月下旬、同じ形状のボディを採用したHTC製端末「hTc Z」を法人向けに販売する予定であり、使い勝手に注目するユーザーも多い。

Photo Dopod CHT9000。本体左にスライド式のフルキーボードを備える

 Dopod CHT9000の端末名は、「Dopod」がHTCのブランド名で、「CHT」が発売元の中華電信(Chunghwa Telecom)の略称、「9000」が型番となる。ちなみに前述のMDA IVやVPA IVはDopodブランドの「Dopod 900」としてアジアで販売されている。

 Dopod CHT9000は、W-CDMAおよびGSMのデュアルネットワークに対応。W-CDMAはヨーロッパやアジアで利用されている2100MHzに加え、北米の850MHz、1900MHz、800MHzにも対応する。GSMも850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHzの4バンドに対応しており、サービスが提供されているW-CDMA、GSMのすべての周波数で利用可能だ。パケット通信はGPRS、EDGE、W-CDMA、より高速なHSDPAにも対応している。最大通信速度はW-CDMA利用時が上りと下りともに384kbps、HSDPA時の下りが1.8Mbpsとなる。

 本体サイズは58×112.5×22ミリ。ディスプレイは解像度240×320ピクセルのタッチスクリーン対応のものを搭載し、通常は縦長画面での表示となる。本体の左側面にはスライド式のQWERTYフルキーボードが収納されており、キーボードを引き出すと自動的に表示が90度回転し、横長画面で利用できる。本体サイズが小型のため、縦位置でも横位置でも片手で違和感なく持つことができる。

 外部接続インタフェースは、無線LAN(IEEE802.11b/g)、Bluetooth(Ver 2.0準拠)、赤外線を装備。カメラは200万画素(背面)のアウトカメラと10万画素(前面)のインカメラを備え、microSDスロット(最大1Gバイトに対応)を搭載している。

 内蔵アプリケーションはWindows Mobile 5.0の標準のものを搭載しており、WordやExcelファイルの閲覧と編集、PDFやPowerPointファイルの閲覧が可能。メールはPOP3とIMAP4に対応し、Direct Pushメールの利用やスケジュールの同期が可能だ。

PhotoPhotoPhoto キーボードをスライドさせたところ。下部には左から赤外線ポート、リセットホール、バッテリーカバーロックスイッチ、USBポートが見える。背面のカメラは200万画素でマクロモード切り替えスイッチと撮影補助用ライトを備える。操作キーは十字キーと決定キー、その周りに4つのショートカットキーを装備。左右の発話/終話キーのほか、テレビ電話発信キーもある

Photo QWERTYキーボード。各キーの上部は適度に膨らんでおり、指先で押す際に間違って隣のキーを押すことも少なそうだ。電話番号を入力して電話をかける場合は、青く印字された数字のキーを利用する
Photo 本体の左側面にジョグホイールを装備し、電話帳検索や画面スクロールなどに利用できる。下部にあるのはmicroSDカードスロット。右側面には電源キーやカメラ起動キーを備える
Photo バッテリーを外すとSIMカードスロットが現れる
Photo Windows Mobile 5.0を起動したところ。Windows Mobileを採用するウィルコムの「W-ZERO3」とほぼ同じ画面構成だ。キーボードを引き出すとディスプレイ表示が自動的に90度横転し、横向きで利用できる

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