Aセグメントはフォルクスワーゲンの「up!」が基準になるだろう。イタリア式で言えばパンダということになるだろうが、日本国内では認知度が低い。実用的な最小のクルマ。日本の軽自動車はこれに近いが、日本の法規に沿ったドメスティック商品なので、厳密にはAセグメントではない。
Bセグメントはフォルクスワーゲン・ルポが基準車。トヨタ・ヴィッツやホンダ・フィット、マツダ・デミオ、スズキ・スイフトなど、後席を重視しないクルマ。
Cセグメントはフォルクスワーゲン・ゴルフが基準車。日本の場合、トヨタ・カローラとトヨタ・プリウス。後席に実用レベルの居住性を備えたクルマ。ただしプリウスはCセグメントとしては例外的に全長が長い。
Dセグメントの基準はメルセデス・ベンツCクラス。日常的な家族ユースなど多人数での運用を快適にこなせるクルマ。ただし本来Cクラスは価格的に後述するプレミアムに相当する。日本ではホンダ・アコード、スバル・レガシィなど。
Eセグメントの基準はベンツのEクラス。BMWの5シリーズやアウディA6など後席居住性が前席と同じように高いパーソナルカー。このクラスの場合、既にプレミアムしか存続していない。かつてはオペル・オメガなどプレミアムでないEセグメントも存在した。
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