“公言自己暗示作戦”を試してみては? 出世族の共通点銀座で学んだこと(1/3 ページ)

» 2015年08月24日 08時00分 公開
[桃谷優希ITmedia]

公言して達成を目指すほうがリスクは高いが、公言するべきだ。(孫正義)

 仕事で確かな成功を収めたいとき、あなたならどうしますか? 私が思うに、出世された方は、あえて目標を公にしているケースが多い気がします。

 今回は、“公言すること”について考えてみます。彼らは、日々どんな言葉を意識しているのでしょうか。

出世された方たちの“口グセ”

 出世された方たちの“口グセ”とは、具体的にどういうものでしょうか。

 脱サラして独立した会社社長のAさんは、「大丈夫」が口グセ。ある日、こんなお話をされました。

 「『大丈夫』という言葉は、自分が小さいときからの万能薬でね。大事な試合前に具合が悪くなっても母親や病院の先生から『大丈夫』って言われると治ったし、大人になってからも、会社の上司から『大丈夫』と言われると無理な仕事もこなすことができた。今は、社員やその家族を路頭に迷わせるわけにはいかないから、不安がよぎっても『大丈夫』とあえて口に出して自己暗示をかける。家族や友だちからもそう言ってもらえると、不思議と良い方向に進むんだ」

 某不動産会社の社長をしているBさんの口グセは「どうにかなるから」。理由を聞いたところ、「誰にも不安はあるけれど、それを言ったところでどうにもならない。余計に気分が悪くなる。それなら『どうにかなるから』って思っていればベストな方法を見つけられる」のだそうです。

 また、「当たって砕けろ、砕けたらまた形が変わる」も口グセだとか。「いつも部下に言うんだ。砕けることがあっても、砕けたままで終わってしまうほど無駄なことはない。だから、砕けても形が変わったと思えって言っている」

(写真はイメージです)
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