これまで、コンビニでのアルバイトの人材不足は、主に長時間労働と人間関係が問題だった。しかし、最近では新規オープン店でも人手不足に悩まされていると聞く。これはなぜなのか。とあるスーパーバイザー経験者に聞いたところ、こんな方程式があるという。
新規オープンでもアルバイトが集まらない
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アルバイトをする年齢層の人が住んでいない
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売上不振店確定!!
これが全てというわけではないが、実際に筆者はそういう店舗をいくつも見てきた。新規店は、当然ながらこれまでアルバイトを雇った経験がないため、先のようなアルバイト経験者によるブラックな情報は流出していない。つまり、労働内容や時給よりも、近所にあるかどうか一番の決め手となる。にもかかわらず、思うようにアルバイトが集まらないのが現状のようだ。
下の図は「人口ピラミッド」と呼ばれるもので、読者のみなさんも一度は見たことがあるだろう。赤い帯が、主たるアルバイト年齢のゾーンだ。
推計値ではあるが、2015年と5年後の2020年を比較すると若年層の人口減少が見られる。少子高齢化が問題となって久しいが、今後のアルバイトの人材不足を予見させるグラフとなっている。
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