(2)個人情報がSNSで漏えいした事例
こちらは匿名でSNSを利用していたにも関わらず、投稿からわずか2時間で個人情報が特定され、インターネット上に晒(さら)されてしまったケース。2011年、とある女子大生が自身のアルバイト先に著名人がカップルで来店した旨をTwitter上で投稿した。
インターネット上では、これを守秘義務違反、不適切だとしてたちまち大炎上。これは前回の記事で紹介した「バイトテロ」にも当てはまるが、バイトテロが発生すると、「特定」という投稿者本人の個人情報を不特定多数のネットユーザーによって割り出される行為がある種お決まりのように行われる。やったのはこいつだ、と吊し上げるようにインターネット上に個人情報が晒されるのだ。
このケースの場合、プロフィール欄に記載されていた個人情報は大学の学部程度であった。ところが、結局、実名・出身高校・大学・学部・入学年度・アルバイト先・勤務地・顔写真などが特定され、炎上を加速させる「燃料」となってしまった。特定された方法は主に次の6つだ。
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