高齢者と若者の「困った」を解決する、シェアハウスのカタチマネーの達人(2/3 ページ)

» 2016年04月19日 06時30分 公開
[藤なつきマネーの達人]
マネーの達人

日本にもある世代交流ホームシェア

 都内のNPO法人、世代交流ホームシェア事業「リブ&リブ」の場合をご紹介します。

シニアの条件

  • 健康面がおおむね良好(介護の必要なし)
  • 学生の個室を提供できる
  • キッチン、リビングなどの共用可能なスペースがある
  • 同居する学生に対して行き過ぎた干渉をせず、独立した生活を送れるように配慮する

大学生の条件

  • 週3回、夕〜夜はシニアと共に過ごす(基本的には19時までに帰宅)
  • 同居のルールを厳守できる
  • 門限は23時
  • 水道光熱費を含む生活関連費用として月額2万円をシニアに支払う

 このように一定の条件はあるものの、その都度話し合いにより変更することも可能です。

システム

 まずは1カ月のトライアル期間を体験。お互いに同居することがOKならば、本格的にホームシェアがスタートします。

 シェア後も毎月、コーディネーターが学生とシニアそれぞれと面談。また、電話による相談は随時受け付けてくれるので、そういったフォローは安心できるものがあります。

 具体的な料金は以下の通り。

  • 入会費:1000円
  • ペア構成費・事務費など:2万円
  • 年間コーディネート費:3万円

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