日本実業出版社の編集者、花王の情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。出版社とメーカーでの組織人経験を生かし、大企業・中小企業の経営者や幹部の取材をし続ける。足で稼いだ企業事例の本音の分析は、講演・セミナーでも好評を博す。
「カフェと日本人」(講談社現代新書)、「セシルマクビー 感性の方程式」(日本実業出版社)、「『解』は己の中にあり」(講談社)、「なぜ『高くても売れる』のか」(文藝春秋)、「日本カフェ興亡記」(日本経済新聞出版社)など著書多数。 E-Mail:takai.n.k2@gmail.com
本格的な春を迎え、スポーツに親しむのも心地よい時季となった。現在、一般の人が行うスポーツで最も人気なのは、ランニング・ジョギングやウォーキングだ。グラウンド確保などの手間がいらず、気軽に始められるので愛好家も増えている。
各種調査の数字で紹介すると、「ランニング・ジョギング」を年に1回以上行う人は約986万人、うち約550万人は週1回以上だという(2014年度、笹川スポーツ財団調べ)。また、成人男女が「この1年間に行った運動・スポーツの種目」では、1994年から毎回「ウォーキング」が首位となっている(「2013年 体力・スポーツに関する世論調査」、文部科学省調べ)。
だが、スポーツは体力を消耗する。継続していくためにもケアは重要である。そこで近年、注目されているのがスポーツ後の「休息・休養」市場だ。今回はこの市場を開拓した企業の事例を、市場創造の視点からも分析してみたい。
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