任天堂、マリナーズ株式を売却へ 筆頭オーナー降りる

» 2016年04月28日 11時38分 公開
[ITmedia]

 任天堂は4月28日、同社が過半数を持つ米メジャーリーグ・シアトルマリナーズ運営会社の株式の一部を売却する交渉を始めると発表した。マリナーズによると、任天堂は10%の保有分を残して地元企業のグループに譲渡する見通しで、任天堂は筆頭オーナーから外れる。

photo 岩隈選手が活躍するマリナーズ=公式サイトより

 マリナーズによると、球団の価値は14億ドルと評価されているという。

 マリナーズは任天堂米法人所在地のワシントン州に本拠地を置いており、1992年に当時社長だった故・山内溥氏が、他地域に売却される可能性を回避したい地元の要請を受け、個人で資金を投じて筆頭オーナーになった経緯がある。同球団ではイチロー選手や佐々木主浩元選手など、日本人選手が多く活躍している。

 その後2004年に任天堂米法人が山内氏の持ち分を取得し、筆頭オーナーになっている。

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