JTBは、年末年始の海外旅行商品「ルックJTB」を5月19日から順次発売する。例年は7月に発売していたが、2カ月前倒しした。アジア圏からの旅行客が急増し、ホテルや航空券が世界的に取りづらくなっているため、早期の予約開始で対応するという。
昨年は日本を訪れる外国人客が約2000万人に達し、うち83%がアジアから訪れている。同社が旅行客に聞いたところ、海外旅行先で中国・韓国・台湾人の旅行者を多く見たという人が約75%いるなど、成長著しいアジアからの客が世界的に増えているという。
これに伴い、「直前だと飛行機やホテルの予約が取りづらい」と感じている人は59%に上るなど、ホテルや高空座席を気軽に確保することが難しくなってきているようだ。従来から年末年始シーズンは発売と同時に満席になる状況だったが、「今後ますます予約が困難になり、早期予約が必要になる」(同社)とみている。
同社は「早期に旅行を予約したお客のほうが準備期間が長い分、満足度が高い」としており、早期割引や特典を拡充するなどして早めの予約を勧めていく。
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