土肥: 膨大なデータを分析することで、“これから起こりそうなこと”予測してくれる「Predictive Marketing」が米国で盛り上がっているそうですね。
大津: ものすごく注目されています。例えば「Quid」というサービスがあって、このサイトに気になる言葉を入力すると、その言葉が世の中でどのように盛り上がっているのかを図で示してくれるんです。どのようなニュースがあって、どのような会社があって、どのような投資を受けていて――といった関係性を教えてくれる。
また「○○会社」と入力すると、○○会社に関連するネガティブなニュース、ポジティブなニュースを表示してくれる。でも、これだけだと膨大な情報を整理しているだけ。まだサービスはスタートしていませんが、将来的には「○○会社のネガティブなニュースは現在、3割ある。しかし、このまま何も手を打たなかったら、ネガティブなニュースは5割に増える」といった感じで、未来を予測するサービスをスタートさせると言っていました。
このように大量のデータを分析し、そこからある種のパターンや傾向などを引き出して、未来を予測する。そうした情報をビジネスに生かそうという機運が高まっているんですよね。
土肥: 米国では盛り上がっているようですが、日本はどうなのでしょうか?
大津: まだまだですね。
土肥: ですよね。ちょっと調べたところ、日本ではまだほとんど活用されていない。「Predictive Marketing」を検索するとたくさん表示されるのに、「プレディクティブマーケティング」で検索しても関連した内容がほとんど表示されません(7月19日現在)。
「ほとんどの人が知らない。聞いたことすらない」といった状況の中で、WACULはWebサイトの未来を予測するサービスを始められた。一体、どういうモノなのでしょうか?
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