土肥: 話は変わりますが、今回リリースしたWebサイトの未来を予測できるサービスは「世界初」ですよね。このサービスが爆発的に売れて、じゃんじゃん稼ぐと、他社が同じようなモノを出してくるのではないでしょうか。
大津: Webのアクセスデータをたくさんもっている会社は、同じようなサービスをつくることができるでしょうね。
土肥: そーなると困りませんか? 失礼な話、アクセスデータを解析している会社って巨大なところが多いですよね。例えば、グーグルが本気でこの分野に進出してきたら、WACULのようなスタートアップ企業(スタッフ30人ほど)はすぐに吹き飛んでしまいそうな。
大津: 同じようなサービスを出してきても困りません(堂々)。AIの技術を使って未来を予測できるようにしたわけですが、当社にとってこれは“本丸”ではないんですよ。
土肥: なぬ? 本丸でない? 世界初のサービスなのに。
大津: 当社の強みは「提案」だと思っているんです。他社が同じようなサービスを始めても、その予測結果を見て「どのようにすればいいんだろう?」と思われる会社が多いと思うんですよね。しかし、当社は「こうすれば伸ばすことできる」とアドバイスができる。というわけで、他社の動きに不安を感じていません。
土肥: つ、強気ですね。
大津: アクセス解析ツール「Google Anaylytics」を導入されている企業が多いと思うのですが、出てきたデータをどのように活用したらいいのか分からないというケースが多い。例えば、中古本などを扱っている「BOOKOFF」は、サイト上から本を売る人の数が伸び悩んでいました。そこで当社がサイトを分析し、改善ポイントをお伝えして、その通りに修正してもらったところ、本を売る人が伸びたんです。
土肥: おお、どのように?
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