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» 2016年08月01日 06時00分 公開

自分の“市場価値”を換算してみてはいかが?銀座で学んだこと(2/3 ページ)

[桃谷優希,ITmedia]

ささいなことで市場価値は暴落する

 次に、全国のクラブで働くホステスに共通する話をさせてください。今でこそオーナーママの私ですが、ホステス時代も含め、雇われていた時代がありました。従業員としてではなくいち個人事業主として、会社と業務委託契約書を結び税務処理も自分で行っていました。

 「それは大変」と思われたかもしれませんが、私だけが行っていたのではありません。ほとんどのホステスが同じように契約書を結び、税務処理を行っています。雇われママもナンバーワンホステスも歩合制なので、お給料は成績によって変動します(中には時給制や給与制のホステスもいます)。

 ホステスが結ぶ業務委託契約の中には、いろいろな規定があります。ほとんどのお店にはノルマがあり、人によってその内容はさまざま。ご存じの人もいらっしゃるかと思いますが、ノルマには同伴や動員(お客さまを店に呼ぶこと)、売り上げなど、これらのノルマを達成しなければ、給料は大きく目減りします。

 私がヘルプホステスだったころは同伴や動員のノルマがなかなか達成できなかったので、お給料は少しだけ……という時代がありました。しかし、ここで「昨日同伴したのに、強制日に同伴できなかったからといってペナルティーをとらないでよ」などとふてくされていたら、市場での私の価値は見る見る暴落したことでしょう。

 これは、若さやかわいさだけをウリにしているヘルプのホステスも同じです。「若い」「かわいい」というだけで、お姉さんホステスやママから同伴をもらってノルマをこなしていると、ある日突然、同伴を振ってもらえなくなります。なぜかというと、彼女よりも若くてかわいい新人が現れた途端に価値が下がるからです。

 冒頭でも触れましたが、若さやかわいさをウリにできる期間はあまりにも短い。それを上回る人が現れると市場価値は暴落します。私も、腐り続けて自分の売り方や策を練らなければ、あっという間に買い叩かれていたことでしょう。

 ビジネスパーソンも同じように、評価は成績によって大きく変動します。今日も明日も明後日も約束されたわけではありません。

ほとんどのホステスは歩合制(写真と本文は関係ありません)

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