トヨタ自動車は4月19日、「レクサス」ブランドのスポーツタイプ多目的車(SUV)「NX」をマイナーチェンジした新型を上海モーターショーで初公開した。今秋に日本で発売する計画だ。
2014年に発売したプレミアムコンパクトクロスオーバーSUVで、レクサス主力モデルの1つ。マイナーチェンジでは、従来のコンセプト「Urban Sport Gear」に基づき、デザインをより際立たせたという。
レクサスでは、ターボエンジン搭載モデルの充実に対応し、搭載車の名称を随時変更。NXでは、2リットルターボエンジン搭載車を「NX300」とする。
エクステリアでは、フロントバンパーをより鋭く低重心な造形に。レクサスの顔となるスピンドルグリルをLX、RXと共通性があるレイヤー状のデザインとし、レクサスブランドのSUVであることをアピールする。3眼式LEDヘッドランプは、超小型ランプユニットの採用で、シャープかつスポーティーな表情にしたという。
リアには新デザインのコンビネーションランプを採用。流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンシグナルランプも採用した。
インテリアでは、ヘッドアップディスプレイ(HUD)と一体化したメーターフード、シンプルで機能性を高めたセンタークラスターなど、内装部品を刷新。10.3インチワイドディスプレイ、新型リモートタッチの採用でナビやオーディオの操作性も高めている。両手がふさがっていても足で操作できるキックオープン機能付きパワーバックドアなど、利便性を向上させる新たな装備も採用した。
走行面では、サスペンションをチューニングすることでロール特性や操舵に対する応答性を向上。アブソーバーの変更で快適な乗り心地も実現しているという。また、新型アダプティブサスペンションを採用し、よりきめ細かい減衰力の制御で操縦安定性・乗り心地も向上させた。
予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を標準設定。歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ「プリクラッシュセーフティ」や全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなどを含んでいる。
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