開発費1億2000万円の「豪華バス」 GWに運行開始JR東の「四季島」と連動

» 2017年05月02日 18時03分 公開
[ITmedia]

 富士急グループ傘下の富士急山梨バスは、開発費に1億2000万円を要した豪華貸切バス「GRAND BLEU RESORT(グランブルーリゾート)」の運行を5月6日から始める。富士山の山肌をイメージした外観デザインを採用し、座席に高級皮革を使用するなど、造形にこだわった点が特徴だ。

photo 「GRAND BLEU RESORT」の外観

 まずはJR東日本の豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の顧客が、山梨市内のワイナリーなどを巡る際の観光バスとして運行する。ゆくゆくは富士急山梨バスの旗艦モデルとして、さまざまなツアーや旅行用の貸し切りバスとして幅広く活用していく方針だ。

photo 「GRAND BLEU RESORT」の内装

 貸し切りバスとしての利用料金は現時点では未定だが、通常の大型観光バスのチャーター料よりもやや割高になる予定。

 同社は「富裕層や高級志向の方が主なターゲット。2020年の東京五輪に向け、訪日外国人や、海外の要人の移動手段としても使っていただきたい」(広報担当者)としている。

 旅行業界では、JTB首都圏が4月から高級バス「ROYAL ROAD PREMIUM(ロイヤルロード・プレミアム)」を旅行商品に導入。1人当たり150万円(予定)の長期ツアーを計画するなど、各社が富裕層の獲得に注力している。

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