「新しい環境に慣れない。思い描いてた未来と違う」――昔から5月はメンタル不調を起こしやすいと言われてきた。しかし近年、6月にメンタル不調を起こす“6月病”に陥る社員が増えているという。本連載では、6月病の正体と、それに立ち向うためのヒントを探る。
近年、精神障害(メンタル不調)によって社員が休職、または離職してしまうケースが増加傾向にある。人手不足が深刻化していることや、生産性向上の観点からも、休職や離職を防ぐことは人事にとって大きな課題である。そうした中、5月や6月は特にメンタル不調を起こしやすい時期と言われているが、どうすれば社員をメンタル不調から守れるのだろうか。
前回のインタビューで、精神科医の勝久寿氏は「前向きな捉え方」が即時性の高いメンタル不全予防になると説明した。「アドラー心理学」を取り入れた研修など、「捉え方」の教育が重要なポイントになるという。
アドラー心理学とは、オーストリア出身の心理学者、アルフレッド・アドラーが提唱した心理学であり、「捉え方」を変えることによって、あらゆる悩みを解消できるとしている。
では実際、アドラー心理学を取り入れた研修では、具体的にどのような捉え方の指導をしているのだろうか。アドラー心理学を応用した研修を管理職向けに行うカウンセラー、岩井俊憲さんに話を聞いた。
近年増えている“6月病”とは?
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