JR西日本は6月20日、2020年までに新たな観光列車を導入すると発表した。停車駅は現時点では未定だが、京阪神地区と山陽・山陰の観光地の間を周遊する予定。シニア世代や訪日外国人が主なターゲットで、車内での特産品の販売なども検討中という。
JR西日本の「新快速」として親しまれてきた117系を改装して使用する。「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をコンセプトに、さまざまな座席配置を設けるほか、乗客が歓談や食事で自由に使用できるフリースペースも導入する予定。
デザインは、えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)の観光列車「雪月花」を手掛けたことで知られる川西康之氏が担当する。
JR西は17年6月に、観光列車の「Twilight Express 瑞風」を運行開始するなど、観光列車事業に注力している。新たな観光列車と瑞風の違いについて、JR西の広報担当者は「瑞風は最高で1人125万円と高価だが、新型列車はリーズナブルな料金体系を導入する予定。より多くの人に気軽に旅を楽しんでもらいたい」と話す。
ただ、現時点では、「料金面など、詳しいことは検討中」(同)。同社は今後、詳細が決まり次第、随時発表するとしている。
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