アニメーションの企画製作を行うアニプレックスが7月4日の官報に掲載した決算公告によると、2017年3月期(16年4月〜17年3月)の売上高は1032億4100万円、営業利益は244億7000万円、純利益は165億6200万円(前期比2.24倍)だった。15年にスタートしたスマートフォン向けゲームアプリ「Fate/Grand Order(FGO)」が引き続き好調だったことも好業績を後押ししたとみられる。
アニプレックスはソニー・ミュージックエンタテインメントの子会社で、1995年設立。ソニーミュージックグループのアニメ事業を担い、「物語」シリーズ、「Fate」シリーズ、「ソードアート・オンライン」「夏目友人帳」「銀魂」など、さまざまな人気アニメを企画・制作・販売している。
親会社のソニーが4月に発表した17年3月期の連結決算では、映像メディア・プラットフォームが「FGO」の増収により好調だったと説明。アニプレックスにも同様の寄与があったと考えられる。
「FGO」は900万ダウンロード突破の大ヒットゲーム。テレビアニメなどメディアミックス展開も行っており、中国や北米でもサービスを開始した。
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