ポケモンが5月29日の官報に掲載した決算公告によると、2017年2月期の最終利益は159億2100万円だった。社会現象となったスマートフォン向けゲームアプリ「Pokemon GO」(ポケモンGO)やゲームソフト「ポケットモンスター サン・ムーン」のヒットにより、16年2月期の6億1900万円から約25.7倍と大幅に増加した。
16年7月に米Nianticと任天堂とで配信したポケモンGOは、リリース後1カ月で売上高2億ドル、ダウンロード数1億3000万件とギネス世界記録に。17年3月時点では累計ダウンロード数6億5000万件を突破する大ヒットとなった。また、11月発売のシリーズタイトル「サン・ムーン」は総売り上げ1544万本を記録し、前作の「ポケットモンスター X・Y」の1611万本に迫っている。
「X・Y」を発売した14年2月期の最終利益は11.8億円。17年2月期の大幅な増益はポケモンGOのセールスの影響が大きいと考えられる。
また、グッズ販売などを担うポケモンセンターの純利益は6200万円(前期比29%増)と好調だった。
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