国内家庭用ゲーム市場、3年ぶりプラス 「Switch」大貢献前年同期比14.8%増の1532億円

» 2017年07月05日 12時32分 公開
[ITmedia]

 ゲームメディア「ファミ通」(カドカワ)は7月4日、2017年上半期の国内家庭用ゲーム市場規模がハード・ソフト合計で前年同期比14.8%増の1532億円となり、3年ぶりに前年同期比でプラスに転じたと発表した。任天堂が3月に発売したゲーム機「Nintendo Switch」が大きく貢献し、市場全体をけん引しているという。

「Nintendo Switch」が国内家庭用ゲーム市場全体をけん引

 「Switch」は国内累計販売台数100万台を突破(ファミ通調べ)。品薄状態が続いており、任天堂は6月に「7月以降の出荷量を増やす」と発表している。

 17年上半期のゲームソフト販売本数のトップ10には、任天堂による「Switch」向けタイトルが3本ランクイン。「マリオカート8 デラックス」が50万本、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が46万本、「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」が20万本――と好調だった。

「Switch」向けソフトには、「マリオカート」「ゼルダの伝説」などヒットタイトルが

 1位は「モンスターハンターダブルクロス」(カプコン、ニンテンドー3DS向け)の164万本。2位は16年下半期発売の「ポケットモンスター サン・ムーン」(ポケモン、3DS)だった。

 下半期には、「ドラゴンクエスト」や「ポケットモンスター」など大型タイトルの最新作や、「Switch」向けタイトル「スプラトゥーン2」の発売が控えている。ファミ通は「Switch本体の売り上げがどこまで伸びるのか注目が集まる。ハード・ソフトともに下半期のゲーム市場の活況が期待される」としている。

 集計期間は16年12月26日〜17年6月25日。

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