ヤフーと三井住友フィナンシャルグループ(FG)は8月9日、包括的な業務提携を結んだと発表した。それぞれのノウハウやリソースを活用し、金融分野で新しいサービスなどに取り組む。アプリやサービスの企画・開発、データ分析、デジタルマーケティングなどを行う合弁会社も設立する。
ヤフーと三井住友FGが業務提携
三井住友FGはヤフーのデータ分析ノウハウを活用し、金融サービスの高度化やマーケティング能力の向上を狙う。ヤフーは三井住友FGの金融に対する知見やデータ分析を生かし、広告やアプリの企画開発など金融領域のソリューション事業に収益化を目指す。新たなビジネスモデルを創出するなど、幅広い連携を行っていく考えだ。
新会社の設立は2017年9月以降を予定。資本金は3億円、資本準備金は3億円で、ヤフーが51%、三井住友FGが49%出資する。
プレスリリース
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