ハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」を運営するドムドムフードサービスは9月1日、販売休止していた「お好み焼きバーガー」「バターコーン」と新メニューの「ビッグドムバーガー」を販売開始した。不振脱出に向けたブランドイメージの回復が狙い。
お好み焼きバーガーは、ソースとマヨネーズをかけたお好み焼き、目玉焼き、キャベツをバンズでサンドしたもので、価格は340円(税込、以下同)。1993年から発売し人気メニューとなったが、96年に一度販売を終了。その後は98年と99年に半年間ずつ復活キャンペーンを展開したものの、その後は販売されていなかった。
バターコーン(220円)は、80〜97年に販売されており、人気を誇ったサイドメニュー。
新メニューのビッグドムバーガー(390円)は、ビーフパティを2枚使用したボリューミーなハンバーガー。具材にはスライスオニオン、スライスピクルス、グリーンリーフを使用している。
ドムドムハンバーガーは70年に誕生。日本マクドナルド(71年)やモスバーガー(72年)より早くから営業している“日本最古のハンバーガーチェーン”として知られる。しかし、近年はかつての親会社であるダイエーの不振に伴って店舗数が減少。売上も低迷していた。
古参ファンの多い同チェーンの立て直しに向け、ホテル事業などを手掛けるレンブラントホールディングス(神奈川県厚木市)が5月、ダイエーグループからドムドムハンバーガー事業を買収。傘下のレンブラント・インベストメントが出資する形で、運営会社のドムドムフードサービスを設立した。
レンブラントは準備期間を経て、9月から旧メニューの復活など再建に向けた施策を打ち出す方針を明らかにしていた。
ドムドムフードサービスの担当者は、「運営状態は回復基調にある。今後も10月と12月にイベントを開催し、改善に向けた取り組みを続けていく」と話している。
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