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インタビュー
» 2017年09月20日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(改良公演):UFOキャッチャーが人の心を“つかみ”続けている理由 (2/6)

[土肥義則,ITmedia]

初代UFOキャッチャーの反響

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土肥: UFOキャッチャーの歴史をちょっと調べていたところ、開発段階では「イーグルキャッチャー」という名前が付いていたそうですね。なぜUFOではなくて、イーグルだったのでしょうか?

深澤: イーグルの意味は、鳥の「ワシ」ですよね。「景品をワシづかみのようにつかんで」といった形で開発が進んでいったのですが、クレーン部をワシの形にすることが技術的に難しく、現状の楕円形に変更しました。それがまるで空飛ぶ円盤のようだったことと、当時UFOが話題になっていたので「UFOキャッチャー」というネーミングになりました。

土肥: それまでのセガは「スキルディガ」というクレーンゲーム機を発売していましたよね。スキルディガとUFOキャッチャーはどのような違いがあったのでしょうか。

深澤: スキルディガは筐体を上からのぞき込みながら景品をつかむといった形でしたが、UFOキャッチャーでは大型のショーウインドウタイプを採用しました。目線の高さに景品を並べることができるようになったので、多くの人にアピールすることができたのではないでしょうか。また、それまでのお客さんは男性が多かったのですが、筐体にピンクを配色したことで、女性や子どもなど新しいお客さんを増やせるのではないかと期待しました。さらに、それまで主流だった3本爪のクレーンを2本にしたことで、ゲーム性や戦略性を高めることにしたんですよね。

土肥: UFOキャッチャーは1985年に発売したわけですが、当時の反響はいかがだったのでしょうか。

深澤: 残念ながら、イマイチでした。その後、2代目、3代目を投入したのですが、どれもパッとせず。ただ、1991年に発売した4代目が爆発的に売れました。

土肥: なぜ、急にヒットしたのでしょうか。

1985年に発売された「UFO CATCHER」。開発時には「イーグルキャッチャー」という名前だった(C)SEGA

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