明治安田生活福祉研究所はこのほど、「35歳から54歳の結婚意識に関する調査」を発表した。未婚者のうち「“あえて”結婚していない」と答えた男性は49.1%で、女性は51.1%だった。
「あえて結婚していない」理由については、「もともと結婚を望んでいない(独身主義)」(男性が41.7%、女性が34.9%)が最も多かった。「独身は精神的・時間的に自由がきく」という理由も、各年齢層で約2割を占めた。
「結婚したいが、結婚できていない」と答えた未婚者は、男性が50.9%、女性が48.9%。理由は、男性は「家族を養うほどの収入がない」(31.1%)、女性は「希望の条件を満たす異性に巡り合わない」(38.7%)が最も多かった。
「希望の条件を満たす異性に巡り合わない」と答えた人の割合は、男性が各年齢層で約2割なのに対し、女性は約3〜4割と男性に比べて高く、年齢が低いほどその割合が高くなっている。40代後半〜50代前半に絞ると、「年齢的に結婚は難しい」が男女共に多かった。
「これまでに結婚のチャンスは何回あったか」という質問に「0回」と答えた未婚者の割合は、男性が約6割、女性が約4割だった。
今年5月にインターネットを使って調査し、全国の35〜54歳の男女1万300人が回答した。
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