コラム
» 2018年01月15日 06時00分 公開

残業時間を減らす方法は? ポイントは「時間以外」に注目すること残業の根本原因とは何か(3/3 ページ)

[トレードシフトジャパン編集部,ITmedia]
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3.仕事の自動化

 仕事を適正に分配し、社員の生産性を上げたとしても、仕事量に追い付かない場合もあるでしょう。その場合には人材の採用を検討することが必要かもしれませんが、近年ではRPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務の自動化)による仕事の自動化が注目されています。

 昔から製造業では生産ラインにおける「肉体労働」をロボットに置き換え生産性向上を行ってきましたが、RPAはホワイトカラーの「頭脳労働」をロボットが代行するもので、特にバックオフィス系の仕事における適用例が増えています。バックオフィス系業務は反復作業や定型業務が多いため、自動化しやすいという特徴があります。RPAによって仕事の一部をロボットが行い、社員が行う仕事量を減らしつつ、ミスや処理時間も削減することで残業を削減するという考え方です。

photo 「時間削減」ではなく、仕事量の適正化や生産性向上に注目するべき

残業時間の根本的解決策は「時間削減」にあらず

 ご紹介した3つの施策は、残業規定の強化や冒頭に挙げた3つの事例とは異なり、「時間の短縮」にフォーカスした取り組みではなく、仕事量を適正化し生産性を上げた結果として、総労働時間の短縮と残業の削減を実現するものです。こうした方策を企業側が積極的に取り入れることで、社員に時間短縮を指示するだけでなく、社員が「時間短縮できる仕組み」を提供することになるため、より健全な方法で労働時間が削減できる可能性があります。

 ご紹介した在宅勤務やRPAは、モバイル端末やクラウドサービスの普及、AI技術の実用化が進んだ今、以前よりも導入がしやすくなっており、世界中の企業が導入を検討しています。本来は残業時間の短縮ではなく、仕事の効率化やライフワークバランスなどの考え方から注目を集めている施策のため、本記事が焦点を当てた残業時間の削減以外の効果も期待できます。それらについてはまた他の記事にてご紹介したいと思います。

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