ゲーム会社Supercellは1月23日、同社が開発・運営するスマートフォン向け人気ゲーム「クラッシュ・オブ・クラン(Clash of Clans)」から「レイアウトエディタ」と呼ぶ機能を削除すると発表した。実装する時期は「準備ができ次第」としている。
特許権を侵害したとして、グリーから2017年5月18日〜7月27日に計4回の仮処分命令申し立てを提起されたため。同機能の廃止により、「クラン対戦」「フレンドリーチャレンジ」などにおいて、配置が異なる複数の村を保存し、使い分けることができなくなる。
Supercellは、公式Twitterアカウントで「自分の村やクラン対戦で使用したいレイアウトを有効にしておくことを強くオススメします」とユーザーに呼びかけている。
ユーザーからは「今後クラクラはどうなるのか」「補償などはあるのか」といった質問や、「ユーザーはクラクラの味方だ」などと擁護するリプライ(返信)が殺到している。
Supercellは「特許権侵害の事実はないと確信している」とし、係争が解決した場合は同機能が復活することを示唆している。
スマホ向けゲームの知的財産を巡る係争では、コロプラの人気タイトル「白猫プロジェクト」内で特許侵害があったとして、任天堂が昨年末に配信差し止めと損害賠償の支払いを求めて東京地裁に提訴したばかり。
【Update】
グリーに、Supercellが侵害したという特許の詳細を聞いたところ「係争中のため、コメントを差し控える」(広報担当者)と回答した。
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