ヤフー、社長交代 川邊副社長が昇格、宮坂社長は会長に「若返りを図る」

» 2018年01月24日 12時14分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは1月24日、宮坂学社長が代表権のない取締役会長に就任し、川邊健太郎副社長が代表取締役社長CEO(最高経営責任者)に昇格すると発表した。

 「スマートフォンの会社」に加えて「データの会社」になることを目指した社長交代といい、「社員と近い年齢に若返りを図ることで、選任した常務執行役員と共に全社一丸となって、新たな挑戦と、事業の拡大・成長に取り組む」としている。

代表取締役社長CEOに就任する川邊健太郎氏
宮坂学社長は会長となり、子会社を設立

 当面は宮坂氏が社長、川邊氏が副社長CEOとして業務に当たる。6月の株主総会と取締役会の決議を経て、正式に社長を交代する予定。

 新たに社長に就任する川邊氏は現在43歳。現在は同社副社長、最高執行責任者(COO)、コマースグループ長に就いている。

 宮坂氏は2012年に社長に就任。スマートフォンシフトやコマース事業の拡大を図り、事業を成長させた。今後は取締役会長として経営の管理・監督に注力するとともに、ヤフーの事業と切り離した領域に挑戦する100%子会社「Zコーポ―レーション」を設立し、代表取締役に就任する。設立日は1月18日、資本金は50万円。「Zコーポレーションがヤフーの当期業績に与える影響は軽微」という。

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