日本サウナ・温冷浴総合研究所は3月7日、日本のサウナ実態調査を発表した。月に1回以上サウナを利用する人は推計1159万人で、2017年推計の1042万人から約11.2%増えた。月に4回以上入る「ヘビーサウナ―」も推計386万人(前年比7.8%増)と微増した。
サウナ人口が増えている
「サウナがとても好き・好き」と答えた人は、推計2640万人(全体の31.4%/前年より約30万人増)という結果になった。同研究所は「サウナはまだまだ『苦手・やや苦手』の人の割合が、風呂・温泉と比べ割合が高く占めている」と分析している。
サウナ・風呂・温泉の比較
近年、サウナと水風呂などの冷水に入ることを繰り返す「温冷交代浴」が注目を浴び、サウナ愛好家が増える「サウナブーム」が起こっている。静岡市の「サウナしきじ」や東京・台東区の「ひだまりの泉 萩の湯」など、サウナ愛好者の強い支持を受け、知名度を上げている施設もある。
サウナブームは絶滅寸前の「銭湯」を救えるか
「銭湯」の減少に歯止めがかからない。厚労省の調査によると、平成に入ってからは3分の1の規模まで縮小しているのだ。このままでは銭湯という日本の伝統的な公衆浴場が消滅してしまいそうだが、何か打つ手はないのか。筆者の窪田氏は「サウナ」に注目していて……。
バスクリン若手社員が立ち上げた「銭湯部」の効能
入浴剤の老舗メーカーのバスクリンで若手社員が立ち上げた部活動「銭湯部」。廃業によって減っている銭湯を「盛り上げたい!」という思いから始めた活動だが、社内の世代間交流促進にもつながっている。その取り組みについて、仕掛け人に聞いた。
閉店に追い込まれた温浴施設が若者から大人気になった理由
若い女性に人気の温浴施設「おふろcafe utatane」――。実は4年前までは年配の男性客が中心で、しかも赤字続きのスーパー銭湯だったという。おふろcafe utataneを運営する温泉道場の山崎寿樹社長はどのようにして施設を改革したのか。
カプセルホテルに似たホテルが、地方を再生させるかもしれない
カプセルホテルのようで、カプセルホテルでない。そんな宿泊施設が全国で増えているのをご存じだろうか。その名は「ファーストキャビン」。全店の平均稼働率が90%を超えているホテルは、どのような特徴があるのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.