今回の発表はライフデザイン事業が中心だったが、高橋社長は通信事業でもさらなる新施策を用意しているようだ。
スマホユーザー向けのエンタテインメントサービスは、NTTドコモの「DAZN for docomo」「dマガジン」などが人気だが、高橋社長は「競合優位な状況だが、ユーザー向けのサービスも検討している。“ワクワク”を提供し続けられるよう努力するので、今後に期待してほしい」と含みを持たせた。
――ファンドなどでベンチャーを支援するとのことだが、大企業のカラーが付くのを嫌がる企業もあるのでは。
高橋社長: 特に指示などはせず、「KDDIのことは放っておいていいから、好きにやって会社を大きくしなさい」との姿勢で支援する。出資先に対してに影響力を持ちたい投資会社が多いようだが、当社はそうではない。
――NTTドコモやソフトバンクと協力し、LINEに対抗するメッセンジャーサービスを立ち上げるとの報道があった。今後の大手携帯電話事業者(キャリア)は協力関係に向かうのか。
高橋社長: メッセンジャーサービスについては当社から発表したものではないためコメントは控えるが、一部では協力関係を築いてもよさそうだ。ただ、基本的には競争相手だろうと考えている。
――国内EC市場はAmazonがトップを走り、ヤフーと楽天がポイントを充実させて顧客獲得を図っている。KDDIのECショッピングモール「Wowma!(ワウマ)」はどう育てるのか。
高橋社長: ECにおいては、当社は後発の立場。彼らとは違う立ち位置で、異なる価値を届けたい。まずはauユーザーにとって使いやすいサイトを目指しつつ、外部ユーザー獲得を進めたい。
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