Blockchain.infoのデータによると4月26日にビットコインの1700万枚目が発行された。仮想通貨の生みの親として知られるサトシ・ナカモトによって設定された発行上限である2100万枚の80%まで達したことになる。
米CNBCが報じた。ビットコイン投資家のアンセル・リンドナー氏は今回のニュースを、市場にビットコインの希少価値を気付かせるイベントだったとし、ビットコインの価格は最終的にはさらに上がり「今年中には1万9000ドルを超える」と予測した。
「1700万枚目の発行はビットコインのボラティリティの高さにも関わらずそのファンダメンタルズが非常に強いことを我々にタイムリーに思い出させるものになった」と、元投資銀行家のブランドン・ウィリアムズ氏も見解を示した。
「ビットコインの供給量に制限があることで機関投資家からの需要が高まり、ビットコインの価格は上がるだろう」という。
ビットコインは2009年に初めて発行された。残り400万枚が発行されるにはあと122年ほどかかるとみられる。
ただし、仮想通貨セキュリティコンサルタントのセルジオ・デミアン・ラーナー氏の分析では、ビットコイン全体発行枚数(2100万枚)の4.7%に相当する98万枚はサトシ・ナカモトに帰属し、取引の循環には入ってこないようだ。
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