「mineo」がソフトバンク回線に対応 “トリプルキャリア”で目指すものとは独自路線行くMVNO(3/3 ページ)

» 2018年07月23日 20時24分 公開
[濱口翔太郎ITmedia]
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黒字化に向け努力する

 ただ、一連の顧客獲得・顧客還元施策に資金投入を続ける影響で、mineo事業はサービス開始から4年がたった今も黒字化できていない。当初は契約数が100万回線を超えた時点で黒字化を達成する予定だったが、実現に至らなかった。

photo ケイ・オプティコムの荒木誠社長

 一連の投資はいつ黒字化に結び付くのだろうか。荒木社長は「200万回線を超える頃には問題なく黒字化できているはず」と展望を話す。「ただ、販促費や設備投資、実店舗の出店ペースによって左右されるため、正確な黒字化の時期は明言できない。まずはユーザーにいいサービスだと感じてもらい、その上で収益性を高めていきたい」という。

 荒木社長は「これからもよいサービスをファンと一緒につくっていく。サービス開始以来、順調に契約数が伸びているので、ホップ、ステップ、ジャンプの勢いで200万回線を突破したい」と力を込めた。

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